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2012年12月14日金曜日

シンセサイザー フィルター ぐりぐり!


音源方式という括りで言えばアナログシンセサイザー(モデリング含)でも代表的な減算方式によるカットオフ・フリケンシーとレゾンナンスと呼ばれるフィルター部ですが、なぜ似たようなモノを複数所有してしまうのか・・・
「それぞれ違うのですよ。」
と何度、彼女に説明しても理解してもらえず、
「鍵盤なんて1つあれば同じでしょう・・・」
と言われて、別れた後も、「■●▲■◎(←あなたのココロに一番痛い言葉を入れてください)な人だったわ!」と思われていたことでしょう。
そんなココロの痛みを背負ってでも目の前のシンセを触れば陶酔してしまう最近ですが、それではあまりにもヤバイ人なので、少し証明してみることにしました。
用意したシンセサイザーは、
・Waldorf Q
・Access Indigo 2
・DSI Poly Evolver Rack
・Novation X-STATION 25
・ReFX Vanguard(VSTi ソフトウェア)
これら 5 機種のフィルターの効き具合を同じ MIDI フレーズで試してみよう!ということです。
音色は各機種の構成はアナログモデリングなので似てはいますが、イロイロと異なりますので、それぞれの機種での代表的な SAW (鋸歯)サウンドです。

■サウンドと録音について
・16bit/44.1KHz/WAV
・各シンセからの出音はモノラルにで YAMAHA 01V 経由で録音
・メロだけだとツライので簡単なリズムを入れています。
・録音~ファイル作成まで、リミッター・コンプ・EQなどの加工は無しですので音量レベルがマチマチです。
・エフェクト込みでそのシンセの音と私は考えますが、Evolver にはりバーブが無くて不利なため、各シンセのエフェクトは OFF で SONAR 6 のバンドルプラグインでリバーブとディレイを控えめにエフェクト

■まずは、フィルター部を触らない MIDI フレーズを録音した今回のお題目です。

コードと和音シーケンスとアルペジオを適当に弾いてみました。
カットオフ・フリケンシーとレゾナンスのノブの動きはこんな感じです。
では早速、

■ Access Indigo 2
http://www.access-music.de/

さすが世界を席巻した Virus サウンドです。フィルターが切れていくときに残る高域がカッコイイです。フィルターを閉じてレゾナンスを上げた音もコロコロと良いですね。

■ Waldorf Q
http://www.waldorfmusic.de/

個人的には“神器シンセ”な Q です。・・・私見が入りすぎるのでコメントしません。

■ DSI Poly Evolver Rack
http://www.davesmithinstruments.com/

今回の機材の中で唯一、本物のカーティスチップを搭載したEvolverです。エグさはモデリング機器にかなわないけど、なんというか気持ちよく綺麗に和音がフィルリングしていきます。

■ Novation X-STATION 25
http://www.novationmusic.com/

どちらかというとリモコン扱いで名が知られているX-STATIONなんですが音が太くて好きなのです。演奏しながらのフィルターぐりぐりというより作り上げた音を鳴らす方が良いとは思いますがなかなか健闘しています。

■ ReFX Vanguard(VSTi ソフトウェア)
http://www.refx.net/

もし Q や Indigo2 がなければ、リモートコントローラ+ソフトシンセで本当にハードシンセいらない!ってくらい素晴らしいです。


実際はこうやって比較することはなくて、なんとなく触った感じ聞いた感じで楽曲に録音していくのでどうでもイイと言えばそれまでなのですが、こうやって並べると同じ 3-4 の SAW 波を重ねたサウンドでもそれぞれに個性があるしフィルターの特徴も多種多様です。

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