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2012年12月10日月曜日

FabFilter Pro-L

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メーカー (英語):
 FabFilter
製品ページ(英語) :
 Pro-L
音質とグルーブ的な調整が終わるとメインコンプで“音圧”を上げるわけですが、そこはウチの場合はアウトボードのコンプレッサーを使う事が多いので、その音を外部センドリターンで戻した音を“規格”に合うように調整をします。

・最終的なリミッティング
・書き出しのための16bitディザリング

この2つです。
ソフトウェアプラグインのいわゆるマルチバンドコンプ&リミッターで音圧を調整する場合は、この最終工程も含んだプラグインがほとんどですので、この作業は不要かもしれませんが、このFabFilter Pro-Lは特徴として“とにかくクリーンに原音を損なうことなくリミッティング”するのをコンセプトとしていますので、ギリギリの設定ではどうしても変な歪が出てしまうマキシマイザープラグインのスレッショルドを今までより1db戻して、その分の1dbをPro-Lでやるというのもアリだと思います。
FabFilter Pro-L

FabFilter Pro-Lはプラグイン全体で言えば最新ソフトの部類で、FabFilterならではの分かり易いビジュアルディスプレイとx4倍で内部処理をするオーバーサンプリングの選択。いわゆる先読みのLOOK A HEADは固定のプラグインが多い中、自由に設定できたりします。

FabFilter Pro-L このLOOK A HEADは良く出来ていて、もちろんガチガチに絶対指定レベルを超えさせないようにすることも可能ですが“音楽的、音質的”な部分で許容範囲までを耳で確認できる程度に設定できます。

FabFilter Pro-L ディザリングも16bit~24bitまで現在のオーディオ配布形態に合わせた物+そのディザノイズのNONE(無し)を含めて6種類用意されています。

FabFilter Pro-L スタイルは反応と効果の“そんな感じ、てな具合い”的な部分を調節するものらしく、アタックやリリースとニーの反応の仕方を微妙に変化させるみたいで、プリセットも多く用意されていますので、使いながら癖を感覚的に覚えていけば良いと思います。

メインディスプレイには、そのくらいその効果が出ているかを視覚的に非常に判りやすくリアルタイムで表示してくれます。これについては興味があれば以下公式ムービーを見てみてください。

もちろんマキシマイザー的にグッと+10db~とかも可能で、さらに音質的な嫌な変化が非常に少ないリミッターですのでマスタリング以外にも普段のミックスでも負荷を軽くすることによって十分に使えるものになっています。

FabFilterのその他のプラグインと同じく、必要な機能を搭載を使いやすく配置し設定幅は大きくのレイアウトと機能ですので、他のリミッターソフトを使ったことがあれば迷うことなく即使えると思います。

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