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2012年12月5日水曜日

t.c. electronic Konnekt Live

SUB TITLE IMAGE いかに多くのインプットを遅延無しで同時に扱えるかというお世辞にもデジタルミキサーには遠く及ばないというのが数年前のパソコン用オーディオインターフェイスでしたが、最近の機種はどれも高音質や多入力は当たり前で、さらに個々の機種独自のマイクプリだったり DSP エフェクトだったりと機能盛り沢山です。

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メーカー :
 t.c. electronic
製品 :
 Konnekt Live
t.c. electronic社のFirewire(IEEE1394) オーディオインターフェイスを複数所有している私に知人から「相性は大丈夫?」と聞かれることがありますが、KONNEKT 6 もノートパソコンで問題なく使用しており、個人的にはそういった問題にあたったことがないのです。
IEEE1394 チップはマザーボード搭載の VIA チップで WindowsはXP SP3 といういたって普通の構成です。

ただし、購入直後はノートパソコンと KONNEKT 6 のときにその挙動が怪しくまともに使えなかったのですが、4pin ←ケーブル→ 6pin の適当に買ってきたケーブルから 4pin ←→ 6pin 変換プラグ←→付属のケーブルに変えてからは、まさかの安定で、いまどきケーブルで挙動がおかしくなるなんて・・・と思ったこともあり、Firewire 機器のパソコンとの接続は必ず付属ケーブルにて行うようにしました。

最近になって複数の Firewire 機器の同時使用での相性問題はかなりシビアというのも分かってきました。
Konnekt Live 単体での使用は全く問題無いのですが、POWERCOE や Liquid Mix などと同時に使用すると機器がハングアップしたり OS が落ちたりすることがあります。
結局、POWERCORE のドライバーを一つ前の 3.1 にして、Firewire の接続順を POWERCORE 優先の順番で接続することで安定しています。 POWERCORE はもう 3 年以上使っていますが、挙動がおかしいときに悪さをするのは経験上コレと思っているので最近は対処も早くなりました(笑)
konnektlive_4.jpg

うちではシンセサイザーやリズムマシンなど数えてみると音源からのオーディオケーブルは 8 本です。
konnektlive_2.jpg Konnekt Live はアナログ入力は 4 なので本当は上位機種の Studio KONNEKT 48 を購入しようかと悩んでいたのですが、Konnekt Live と KONNEKT 24D には S/PDIF の光とコアキシャルの 2 系統同時入力が可能というのを見て、それならアナログ INx4、デジタル IN2x2 で入力数が足りるなと思い、19 インチだとラックに収納してしまっていちいちとダイヤルまで腰を屈めなくてはいけないというメンドクサさから、手元におけるハーフサイズの Konnekt Live にしました。
24D でも全然良かったのですが、Konnekt Live がメーカー生産終了とやらで 24D よりもかなり安く買えるということでこちらに決定です。

いつもながらの単体レビューは自信がないということで、YAMAHA 01V や KONNEKT 6 と切り替えながら使ってみた感想はというと、16 本のアナログ入力が必須でない限りは実質アナログは 4in ですが数ヶ月使用してみた結果、01V は友人宅へ永遠貸し出しとなりました。
もちろん単体ミキサーのライブ会場などでの絶対的な安定度は分かっていますが、ヒキコモリ DTM 系ですのでヘッドフォンやモニタースピーカーでの音質を聴く限りでは、特にノイズや S/N 比ですが、もう自宅は Konnekt Live で十分かなと感じました。マイクプリは 01V に比べると色づけしないという意味では結構似ているのですが、Konnekt Live の方が少し高域が"上の方まで録れている"感じがします。
モニター出力に関しても流れている CD を適当にガチャガチャと切り替えてどっちか当てる適当なブラインドテストをしてみましたが 10 回中 3 回間違えてしまいました。これも 01V より下も上もクリアによく聞こえる感じです。

t.c. electronic Konnekt Live ちなみに KONNEKT 6 との比較では、KONNEKT 6 は残念ながら機器ノイズが若干大きいです。もちろんフェーダーとボリュームを目いっぱい上げたところでの話なのです。あとモニター出力も少し中域の低い女性 Vo. あたりの帯域が盛り上がっている感じです。

スタジオなどではもっと高価で高品質な製品が使われているのでそれらと安直に比較はすることはできませんが、5~10 万以下のオーディオインターフェイスの中で、KONNEKUT Live は価格と音質というメインの品質バランスがとれた製品だと思います。

t.c. electronic Konnekt Live

KONNEKT 24D と外側以外は同じ物らしく、内蔵 DSP によって Fabric C と Fabric R が使えるのもこのシリーズの特徴ですが、本体のミキサーへインサートエフェクトとしても使えるし VST プラグインとしてホストアプリからも呼び出せたりと便利に使えるようになっています。
POWERCORE 版の Fabric C を所有していますのでそちらを使ってしまいますが、この Fabric C はチャンネルストリップとして、まさしくイージーオペレーションでとても重宝しています。得意な分野はリズム系トラックでディエッサーも付いているのでスネアの音作りなんかは楽になりました。
Fabric R もなかなか優秀なリバーブだそうです。私は使うことはないのですが、パソコンを機械と思っていない(笑)ボーカルの子が簡単に操作して「これは便利だ」と気持ちよさそうに歌っていました。

そんな感じで、よく考えたら t.c. electronic 社の製品がいつの間にか増えてしまった我が家ですが、日本にちゃんと支社があって、当然ウェブも日本語サイトが用意してあったりと、いわゆる輸入代理店でないことからの、本国とほぼ変わらない価格設定なども、買いやすいのも要因の一つかと思っています。

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