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2013年3月22日金曜日

KORG DSS-1 リペア:電源ソケット変更

最近は、“昔、お金が無くて買えなかった”や、“部屋の中に置いたら楽しいだろうな”といった、機能的、技術的には“ガラクタ”なモノに興味ありまくりです。

ということで買っちゃいました。
KORG DSS-1
KORG DSS-1です。12bitサンプラー+12db/24dbアナログフィルター(VCF)+アナログエンベロープ(VCA)です。
サンプラーとして波形を用意しなくても内部のデジタルオシレーターにいくつかの基本波形をもっているので2オシレーターのデジアナシンセとしても・・・きっと・・・使えます。

で、DSS-1のシンセサイザー的なレビューはリペアが終わってから書くとして、当面はこの20年以上前のシンセサイザーのリペア作業も書き留めておこうと思います。

まず最初に困ったのが「電源ケーブルが無い」です。
昔のタイプの長方形2pin電源ソケット
昔のシンセにはよく見かけたこの長方形の2pin電源ソケットですが、最近はケーブルすら売っていません。
専門家でもなくこういった電子部品について詳しいわけでもありませんが、交流電源はどちらがプラスマイナスではない事と日本製品はアースに漏れないように2pinソケットで電子機器は作られている事くらいは知っていますので、近くの電子パーツ屋さんで今どきの電源ソケットを100円で購入。
電源ソケット部
本体のふたを開けてみると最近の何でも一体型基盤ではなく、細かく分かれている基盤ということと、電源ソケットが基盤からコネクターで分離できるということでカチッと取り外し。
昔のタイプの長方形2pin電源ソケットを交換
昔のタイプの長方形2pin電源ソケットを交換 特に基盤ともつながっていないので、下手なはんだ付けで熱で部品を痛めるといったことを気にしなくてもいいしがっちり取り付けました。

昔の方がイイ部品を使っていた云々は“音的”になのか“技術的”になのかで全然違ったりします。

このKORG DSS-1も中を見てみるとパーツごと機能ごとに基盤が数多く分かれていますが、それは当時はそうしなければ作れなかったということで、今はシールド(絶縁)技術が凄くてほぼ1枚の基板で済んでしまい、それは低コスト化や故障率の低下という恩恵をもたらしているそうです。
付け替えた今どきの電源ソケット
掃除もしつつ新しい電源ソケットを本体に装着しました。
上の写真と見比べるとかなりの汚れが落ちているのが分かると思いますが、最近、機材関係の汚れ落としにつかっているのが、
古い機材でも安心の成分が水の激落ちくん
レック株式会社 水の激落ちくん(レック社商品ページ:http://www.lecinc.co.jp/mizunogekiochi/index.html)です。
某マジック●ンもよく汚れを落とせるのですが、あとで水拭きをしっかりしないとプラスチック類はどうしても早く痛みがちです。
この激落ちくんは成分が“水”ですのでそういった心配がなく、しかも某○よりも汚れが落ちます。

話が脱線しますが、汚れを落とすという事は汚れと本体の隙間に水が入り込むことで汚れが分離することで、その隙間にどれだけ細かな水の粒子を入れ込むかということになります。

電源ONで復活!KORG DSS-1 昔ながらのアク灰で汚れを落とすという原理に近いアルカリ電解水で汚れを落としてしまえというのが激落ちくんです。
しかも、水ですのでプラスチック、金属などを変質させません。
宣伝しても何ももらえませんがおススメです。

ともかく、見える部分の清掃をして電源ON。
鍵盤の総バラシ+グリスアップや液晶バックライトの交換など、まだリペア作業は続きますが、昔のKORGだなぁと懐かしみながら音を堪能中です。

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