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2013年7月13日土曜日

Massey Plugins Inc. TapeHead

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メーカー :
 Massey Plugins Inc.
製品ページ:
 TapeHead Saturator
アンプを経由してモニタースピーカーやヘッドフォンから聞こえてくる音に満足して録音し、「さて、ミックスだっ」とまとめていくと各楽器の音が埋もれたり、作っているときは“あの感じ”でやっているはずが、どうも粒立ち感が無くのっぺりとしたミックスになってしまうのはよくあることです。

突き詰めれば録音の段階からのマイクプリやかけ録りEQやコンプなどなど、それこそ本来、プロのミキシングスタジオでやっていることをいかに自宅で再現するかとか大変なことになっていくのですが、今は音源はソフトシンセに低価格高性能オーディオインターフェイスの時代です。

STUDER A800 MKIIIそういうコンピューター内部で全てを賄ってしまう演奏や録音のデジタル化について、私はそれで自己表現したいメロディが形になるのなら全く問題無しと抵抗なく受け入れる方です。

それでも、どうせなら憧れるアーティストがリリースした“あの曲”のようなサウンドやミックスに自分の曲もそうなればいいなと思うわけで、一通りのEQやコンプ、空間系エフェクトプラグインを集めたら、次は“質感”を変えるプラグインを探すことになります。

今回、購入したのは、長らくPro Tools専用(旧規格のRTAS)プラグインでCT4という素敵コンプレッサーをリリースして以来、評価が高いMassey Plugins Inc.のTapeHeadです。

Massey Plugins Inc. TapeHead
いわゆるテープサチュレーターですが、最近多々リリースされているテープの種類を含めて色々と触れるテープ(システム)シミュレーターでは無く、テープヘッドのシミュレーションでそれで録音した時の微妙な周波数的な音痩せと、音痩せとは逆のアナログ録音による歪みからの際立たせ感を再現したシミュレータープラグインです。

Massey Plugins Inc. CT52012年頃より、人気プラグインのVST化を発表して、CT5がまずVST化され、そして今回、TapeHeadもVST化されたので早速購入です。
これだけマニアックに高評価ならメーカー然としていいとは思うのですが、相変わらずなPaypal支払いと比較的購入しやすい価格設定です。

ちなみに他のテープサチュレーター系プラグインも同様ですが、テープ系プラグインは、どんな音でもカッコ良くしてしまう魔法のプラグインではなく、質感を整えるプラグインということです。

Pro Toolsをメインとしていた時期から使用していたのでTapeHeadの音はお気に入りです。

設定は、drive=サチュレーション(歪み具合)、周波数的なヘッドのフィルター具合、trim=入力音量調節の3つですので、とにかくガチャガチャと触ってみるに限ります。

Massey Plugins Inc. 「どんな感じに音が変わるの?」
ということで、リズムトラックだけのシンプルなデモです。

サウンド変化の傾向を分かりやすくするために、キツメ(ノブ40%~70%程度回し)に、各トラック(シンバル、ハイハット、スネア、キックの4トラック)にTapeHeadをかけてみました。

実際にテープサチュレーションとして使用するときは試聴サンプルよりも効果は少なめに各トラックが自然に立つ感じで使っていきます。
試聴できるサウンドは16bit/44.1KHz/WAVです。

サンプル素材(TapeHead無し)
TapeHeadを各トラックに挿入

2013年7月12日金曜日

PLUGIN ALLIANCE maag audio EQ4

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メーカー :
 PLUGIN ALLIANCE
製品ページ:
 maag audio EQ4
終わらないEQ(プラグイン)探しの旅ですが、最近やっと自分が使うEQの組み合わせが決まったような気がします。

この1年ほど使用してすっかり気に入ったのが、どうにも“他と変えようが無い”素敵な機能である“AIR BAND”とローエンドの“SUB”と“40Hz”のイコライザーポイントを持つPLUGIN ALLIANCE MAAG AUDIO EQ4です。

もともと1990年代にNTI EQ3とEQ4という2chのイコライザーがあり、当時から“AIR BAND”搭載で、ある程度のトラックをまとめたグループバスや、ヴォーカル、ギターなど立たせたいトラックに差し込むエンハンサー的な使い方をされていました。

見てのとおりですが、使い勝手は現代のmaag audio EQ4の方が使いやすいのでそちらで話を進めますと・・・

中間の帯域の4つのポッドのEQポイントは固定で、40Hz、160Hz、650Hz、2.5KHzとなっており、固定されて使いにくそうですが、ミックスでいう全体的に“こもっている”“パッと明るく”“もっとドンシャリに”などに絞った4ポイントです。
40Hzはかなり低い帯域ですが、“ノブを回してみれば分かる”かなり音楽的な低域をブーストしてくれます。

そして右側にある“AIR BAND”です。 10KHzなんかは曲の高域のステレオ感やシャリシャリ感を決めるので普段から慣れている帯域ですが、“20KHzと40Khzって何?”です。

本来なら逆にカットしてしまう帯域ですが、AIR BANDノブを回してみると不思議なことに、確かに10KHzでもないしノイジーな16KHzでもない不思議な高域の持ち上げをしてくれます。

基本となるのがSSL Duende EQ and Dynamics Channel Stripで、それを使うまでもなく上下の低域と高域のカットだけで良ければSoftube Tonelux TILT、SSL Duende以上に音にハリを出したければPLUGIN ALLIANCE maag audio EQ4を単体か他と組み合わせて使っています。

EQ選びは本当にハマりこんでしまいがちな感があり、私も多々いくつも購入してしまいましたが、“基軸”となるEQさえ決めて使い込んでいけば、それで“できること、できないこと”を覚えていきますので、“できないこと”に対して補完できるアイテムをいくつか追加していき、なるだけ手持ちはシンプルにした方がミックス作業はスムーズで結果も良い場合が多いみたいです。

プラウグインのサウンドデモが公式からアップされていますので、気になる方は見てみてください。

今年は猛暑。部屋にひきこもってピコピコするのです。

豪雨の1週間が終わったら、いっきに暑くなりました。
そういうときに限って、ほぼ2日に1度のペースで打ち合わせがあるために休日は外に出たくありません。

そんなわけでピコピコとシンセを触っている時間が多くなりました。

最近、入手したのがKORG DDD-1というPCMリズムマシンです。
コレは本機だけでは時代を感じさせる昔のPCMな内蔵サウンドなわけですが、サンプリングボード(別売りオプション)付きはひと味違います。
リアル12bitサンプリングのローファイだけど存在感がある音を鳴らせます。

ただし、2音。

あと、もう一台くらいラック音源でもあれば、曲を作るときの音出しが楽になりそうなんだけどなぁなどと思いつつ、DDD-1の本体サウンドは使わずに(笑)、サンプリングしたスネア、ハイハットを使ったEDMな新曲がこれです。

2013年7月1日月曜日

あっという間に7月です

ソフトもハードもいくつか買っているくせにブログに書いていない怠け者です。

ですが、 最近は一辺倒な意味じゃなくて自分の中でのバランスを手探りしながらハード回帰をやっています。

トラックにルート音やメインメロディだけでもRocketを重ねたり、低域が足りないのなら無理してソフトシンセをいじるのではなく、RocketやV-SYNTH GTの音を重ねたり。

ソフトシンセを使い始めてから、欲しい音をアレコレ工夫する手間をめんどくさがっていたような気がします。
もちろん、リアルなピアノの音やストリングス、生楽器は素直にソフトを使ったりですが、もう少し今年からは一つ一つの音を丁寧に作っていこうかなぁと思っています。

曲を作りながら、使い方や音質の変化も自分なりに確認できたので、近いうちにブログにまとめたいのが、

ALLEN&HEATH VF-1
Plugin-Alliance maag EQ4
Massey Plugins Inc. Tape Head
Roland R-8M
などなど

maag EQ4はイコライザーですが超低域と超高域のエンハンサー的な使い方ができて、しかもブーストの歪み方が素敵です。
Tape Headはテープヘッドシミュレーターで、これも多々ありますが、ヴィジュアルはいけてなくても使い方と音の変化が音楽的です。

その他、ソフト、ハード共に書きたいと思いまが、見ての通り、真空管やらEQやら質感を加えるモノばかり最近は購入しています。

あとは、

センスだけです。

これがなかなか進歩せず。