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2013年9月26日木曜日

Elektron Analog Four

関連リンク
メーカー :
 Elektron
日本語ページ: Elektron Music Machines. Magical Music Instruments Since 1998
製品ページ: Analog | Elektron
日本語ページ: Analog Four
モニター内でソフトウェアシンセサイザーを立ち上げて、トータルリコールの恩恵を受けつつデスク周りをスマートに楽曲制作を行うのを夢見て色々と試してきましたが、どうにも、今までよりも音作りやミックス作業などで時間がかかっている気がしていました。

その原因は、ハードならではの音を決めるまでの操作や実際の出音が、ソフトシンセとハードウェアでは“違うモノ”として捉えなければならないことでした。

そんなわけで、以前みたいにシンセタワーに囲まれる気は毛頭ありませんが、Access Virus TI Polarを中心として、右手で届く範囲まではハードを配置しつつ、ハードだけでは足りない発音数や独自のサウンド(ウチならPCM系サウンド)をそれぞれのソフトに分担することに決定。

Elektron Analog Four
そうなるとアナログモデリングはTI2 Polarでお腹いっぱいですので、独特な個性を持った音源ということで、今後いくつか追加していくとは思いますが、今回はElektron Analog Fourを購入してみました。

すでに数曲をAnalog Fourを使いつつ作っていますが、内蔵シーケンサーに有名なパラメーターロックや純アナログ機らしい外部CV機器の制御等々のフューチャーされている機能は全く理解していません。

個人的には純然たる2VCO+サブオシレーター-2VCF-VCA+今どきのデジタルエフェクターというシンセサイザーとして使っています。
Elektron Analog Four
購入するときに、“自分は一押しなシーケンサー機能を使わないのでこれで音がショボーンだったらどうしようもない”ということで配信ムービーを見たり、最終的にはデモ機を触ってみました。

すると、結構、音がイイ。のです。

Elektron Analog Four 昔のアナログシンセでは難しかった各種エフェクターの搭載という恩恵もありますが、素のシンセサイザーとしての音はアナログらしいふくよかなSAW~パルスサウンドです。
海外の有名なmoogやProphet系の音ではなく、どちらかというと日本の昔のYAMAHAやRolandのアナログシンセの音です。

このモノシンセを4台という構成がAnalog Fourで、将来、アップデートで機能追加されるかもしれませんが、同社MonoMachineのように4音ポリモードが無いのが音源として使う場合は残念な点です。

それでもMIDIチャンネルなどの設定は柔軟ですので、1-2-3-4というMIDIチャンネルの割り振りを1-1-1-1みたいにすればモノラル8VCOサウンドも可能で、自分は1-1-3-4にして2つの音をレイヤーして1つのベースサウンドを作り、その他2つのパーカッションやリズムサウンドを割り振るというやり方で使用しています。

Elektron Analog Four
音作りは、液晶画面が小さくノブが10個、ボタンが9個で音色いじりはややめんどくさそうに感じますが、階層が浅く1画面に表示されるアイテムでよく分別されているので、 意外にもスムーズに音を作っていけます。

TI2 Polarはノブの数の割には階層が深く、どちらかというと膨大過ぎるプリセットを変更して自分好みの音を追加していくのですが、Analog Fourは0からの音作りが楽しい。そんな感じです。
Elektronの人気は高いので、そのうち、iPadやプラグインで音作りだけでもできるソフトウェアが社外でもいいのでリリースされればいいなぁと思います。

Elektron Analog Four
内蔵シーケンサーを使わないなんて勿体無いと思う方が多々でしょうが、使い込んでいくうちに、やっぱりアナログシンセはいいなぁと思えるシンセサイザーです。

Elektronの18分もあるプレゼンムービー。多彩な音を聞かせてくれます。

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