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2012年11月27日火曜日

Studio Oneで始めよう 1回目 Version2リリース

関連リンク
メーカー(英語) :
 PreSonus
製品ページ(英語) :
 Studio One
日本代理店 :
 MI7 Japan | エムアイセブン・ジャパン
製品ページ :
 Studio One
WindowsとMacの双方で使えるDTM / DAWホストアプリケーションのメジャータイトルとしてはPro Tools、Cubaseが有り、その他Windows専用、Mac専用のホストアプリケーションも含めると有名どころで10未満といったところでしょうか。

その選択肢としては豊富なDAWソフトウェアの世界に、全く新しい開発チームによって作られ2009年度から発売開始となったのがPreSonus Studio Oneです。

PreSonus自体はスタジオレコーディング機器からそれらの技術をフィードバックしたコンシューマ機まで幅広く自社設計~販売までする会社です。

PreSonus Studio One 1980~2000年くらいまではスタジオ向けのマイクプリ高級機の部類で名が浸透し、2000年以降の自宅DTM時代の幕開けからはコンシューマ向けの低価格機器路線も開始しました。

今回のStudio One 2の前バージョンStudio Oneを発売するまでは、個人的な感想として、それといった記憶に残るようなオーディオインターフェイスをリリースすることも無かったと思いますが、2008年ごろからはStudio Oneのリリースに合わせた感じで従来の高品質なマイクプリ搭載を軸とした"良質かつ適正価格"なハードウェアをリリースする昔ながらのPreSonusの方針にシフトしたようです。

PreSonus Studio One

2009年に発売されたStudio One(無印=V1)から現在のStudio One 2へとバージョンアップしましたが基本設計は謳い文句どおり、
  • 全く新しい設計による各OSに最適化されたコードでの軽快な動作
これに尽きます。
16bit OS時代からの他のソフトと違い、ネイティブな64bit環境対応を中心とした開発に併せて32bit版もリリースしており、多くのDAWソフトの16bit版→32bit版→64bit版への旧来資産に囚われた互換性開発と違って64bit版のOSと昨今のパソコン能力を最大限に活用したソフトウェアとなっています。

ですがウチの環境はハードウェアや外部DSPの互換性維持のため32bit版のWindowsです。それでもこのStudio One 2はインストーラ自体(本体のみ必要環境)が50MB以下と圧倒的に"軽く"描画から実行エンジンまで多々を独自開発してあるために32bit版でも軽快に動作します。

PreSonus Studio One

V1(無印)のときはまだまだ実装されていない機能が多く、音質的な高評価(64bit/32bitFLOTエンジン192KHz対応)に洗練された標準搭載プラグインエフェクターがありながらも、"ワンクリックで出来ない事"をやるための手順が多かったために"次期Versionに期待"という声が多かったのですが、それら多くのユーザーの声を反映してV1から2年後の2011年秋に念願のStudio One 2がリリースされました。

PreSonus Studio One

早速、使っているのですが、とにかくV1に比べてMIDI編集機能とオーディオ編集機能が大幅に強化されました。
Version 1の時点ではムービーも合わせた統合環境としてのオーディオ編集ソフトよりな"作り"でしたが、V2では他のDAWソフトウェアと同じ方向性の"音楽製作"を中心とした制作ソフトへと進化しています。

PreSonus Studio One

主だった更新された機能として、
  • グルーブクオンタイズ、エディター画面での各MIDIのプロパティ値の編集機能などのMIDI編集機能の強化
  • ミックスウィンドウ、編集ウィンドウでの制御関連の表示編集機能の強化
  • CPUパワーを利用したフリーズ機能と同等の単独トラックのバウンス機能
  • DDP書き出し対応などのマスタリング機能の強化
がメインとなっています。
ただし、ここで注意ですが個人的な感想としてはDDP書き出し以外は"他のDAWで実装されている便利かつ効率的な機能が実装"されたに過ぎず、やれないことは無くなったのですがいくつかの項目で"ワンクリック手間が多い"部分もまだありますので、

"64bit/32bitFLOTエンジンによる24bit以上によるマルチトラックオーディオをプラグインエフェクターをふんだんに使って軽快に音楽製作をしたい。"

という部分で、現在利用しているDAW / DTMソフトウェアからの乗り換えや新規ユーザーがターゲットとなり、利用しているDAWが"ど安定"で"軽快"に動作しているのであれば、それらから"新世界"を求めてStudio One 2に乗り換えるかどうかはDEMO版もPreSonusの方で用意しているみたいですので試用してから判断すれば良いと思います。

PreSonus Studio One 次期Version 3あたりでは今回実装された機能を"もっと洗練された使い勝手"へと進化するでしょうし、各OSとハードも64bitネイティブ化と最適化が進みUSB3.0ハードウェアの充実が進むと予想されるその辺りが狙い目かもしれません。

日本代理店のMI7(http://www.mi7.co.jp/)ではオーディオインターフェイスとのバンドルやアップグレードの優待、クロスグレードなどを独自に行っていますので興味がある方は下記リンクから移動してみてください。
次記事以降、個別に機能や使い方の詳細となっていきますが、まずはラインナップの比較から。

PreSonus Studio One

PreSonus Studio One 2ラインナップの主な機能比較
  Producer Professional
プロセス 32bit FLOT 32bit FLOT / 64bit
サンプリングレート 192kHz 192kHz
ASIO / CoreAudio
Audio MIDIトラック数 無制限 無制限
バンドルプラグイン 25種類 28種類
VST(2-3) / AU / ReWire ×
外部ハードウェアインサート ×
Red Book CD burning ×


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