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2013年1月19日土曜日

Studio Oneで始めよう 8回目 Windows 8動作状況

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メーカー(英語) :
 PreSonus
製品ページ(英語) :
 Studio One
日本代理店 :
 MI7 Japan | エムアイセブン・ジャパン
製品ページ :
 Studio One
Windows 8(64bit版)を早々に我が家では導入しました。
ですが、各社DAWソフトウェアがまだ“正式対応”がアナウンスされていない状況です。
そこで「使用しているPresonus Studio One 2はWindows 8ではどうなのよ?」で実際に使用している現状を書き留めておきます。

最初に書いてしまえば、Windows 8は、

  • オーディオの取り扱いについてWindows 7よりも更に使い勝手が増した
  • ファイルの読み書き(コピペ)が高速になった
  • 他ソフトウェアとの同時起動や連携、周辺ハードウェアの動作が以前よりも安定した

  • DTM / DAW的にはこんな感じです。
    個人的にはWindows 7よりも8での作業の方が日常や他の作業との切り替えがシームレスでありスムーズだと感じています。

    Studio One 2 Windows 8動作状況
    ですが、いただけないのが、

  • モダンUI(メトロUI)が邪魔
  • プライバシーの安全性をより高めた作りのためにユーザー権限の仕組みが分かりにくくなっている

  • モダンUIについてはいずれON/OFFスイッチが搭載されるとは思います。

    PreSonus Studio One 2 Windows 8動作状況 次のユーザー権限の設定なのですが、“ファイルの自動生成を動作しているプログラム本体ではなく関連した外部プログラムが行うとか、複数の物理的な別のディスクにプログラム本体やファイルが分散している状況では、ファイルのドラックアンドドロップもしくはコピーペーストが上手くいかない”という症状が出る人がいます。

    かくいう私の環境です。

    OS、Studio One 2、VSTプラグイン、オーディオファイルなどが3台のSSDで物理的に別れていて、Windows 8インストール直後は「別にWindows 7と使い勝手は変わらないな。色々とキビキビ動くようになってイイネ。」と思っていました。
    で、Sutdio One 2もインストールして楽曲制作を始めてみると、

    「ファイルのドラックアンドドロップができない!」

    PreSonus Studio One 2 Windows 8動作状況
    です。これにはびっくり。

    これはいわゆるユーザーが知らない裏側でソフトが悪意をもってファイル操作をするのを防ぐための“静かなセキュリティ強化”なわけですが、これには困ります。
    そんなわけでWindwos 7でもやったユーザー権限の制限解除(管理者権限制御)をやるのですが、Windows 8ではUACの扱いがさらに“親切に”なったようで、一番下の制御しない設定でもファイルのドラックアンドドロップができない症状が改善されません。

    Windows 8では更にもう1段階上の制限解除しなくてはいけなくなりました。
    ちなみにこれは仕事で他の人が違うパソコンでフォーマットしたハードディスクを取り扱うことが無い人は不要かと思います。
    詳しくは端折りますが、ファイルの所有権や編集権を無視して作業をしなくてはいけない人向けです。

    で、その方法ですが、現在ではそれをMicrosoftでは推奨していないようなので、レジストリを変更します。
    概念的にはWindows 7のときのUAC無効状態と同じ状態にすると思ってください。

    レジストリをいじりますのでバックアップは確実に!
    HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Policies\System

    EnableLUAを値のデータを表記16進数で0に設定

    これで終了です。
    各種リリースされているモダンUIのオフを設定できるソフト(窓の杜サイト「Windows 7以前の使い勝手を取り戻すソフト特集」ページ:http://www.forest.impress.co.jp/docs/special/20121026_568679.html)とUACの変更すると“少し細々としたところが良くなったWindows 7”てな感じになります。

    OSのバージョンが上がってStudio One 2本体はともかくサードパーティ製のプラグインソフトウェアなど“大丈夫かな?”と思いながらかれこれ2か月以上過ぎましたが、唯一、

    高DPIでのスケーリングを無効にする

    Widnows 8からの拡張機能で画面やウィンドウを拡大縮小しても文字を“自動的に”見やすくする機能ですが、これだけがWindows 7の頃に実装されていませんでしたので、無効にチェックを入れることで表示がおかしくなるプラグインは無くなりました。

    PreSonus Studio One 2 Windows 8動作状況
    Windwos 7のときと違いを大きく感じるのは、他のオーディオを扱うソフトを同時に起動してても全くストレスを感じないことです。
    ブラウザでもオーディオプレイヤーでも何でも構いませんが、以前はDAW /DTMをやるときはStudio One 2占有状態でパソコンを起動していなければ怖いときが多かったのですが、Windows 8は各ソフトのアクティブ化を含め、ファイルのやりとりオーディオ出力に対して非常にシームレスというかスムーズです。

    スカイプで会話したり、テレビ見たり、やる気が出たら最小化しているStudio One 2のウィンドウを元に戻してまた鍵盤を弾いてプラグインシンセを鳴らしたり。そういうことを挙動不審になることなく行えます。

    16bitソフトウェア世代の引き継ぎが無いStudio One 2ならではかもしれません。
    PreSonus Studio One 2 Windows 8動作状況 今回のWindows 8での導入は、まだPresonusサイトでは正式対応は明記されていないことを承知でインストールし、さらにSSL Duendeというクセ有りなDSPボードがあるにも関わらず、その他プラグインソフト(VST、VSTi)を含めあっけなくスムーズに移行できました。

    MI7 Japanサイトの方で最近ではトップページから見た方が、各アップデートなどの更新情報が素早く告知されるようになりました。

    MI7 Japanホームページ
    http://www.mi7.co.jp/

    Presonus Studio One 2 System Requirementsのページ
    http://studioone.presonus.com/what-is-studio-one/system-requirements/


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